頑張らなくていいんだよ

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ドラマ好きな私が、今期のドラマで一番はまったのはベタですが『半沢直樹』でした。特に最終回の『半沢直樹の妻 花ちゃん(上戸彩)』と『半沢直樹(堺雅人)』のシーンはとても印象的でした。

概要は...

これまで到底実現不可能な案件を無茶ぶりされては出向の危機に立たされてきた半沢。深刻そうな表情の半沢に、妻の花(上戸)は「なんかあった?」と話しかける。「また出向? 的な?」と続ける花に、半沢は「出向どころじゃすまないかもしれない...」とつぶやく。「ごめん...」と頭を下げる半沢に、花は「だったらもういっそのことやめちゃえば?」とあっけらかんと言葉を返す。「銀行員だけが仕事じゃない」「再就職は簡単じゃないかもしれないけど、その間わたしが稼ぐから」「直樹はこれまで十分すぎるぐらい頑張ってきた。いっつもいろんなことを抱えて、ボロボロになるまで戦って。必死に尽くしてきた銀行に、それでもお前なんかいらないって言われるならこっちから辞表たたきつけてやんなさいよ。退職願はサラリーマンの最後の武器でしょ。」「人事なんてくそくらえ!」と力のこもったポジティブワードで激励した。
花は「何があったか知らないけどさぁ、もう頑張らなくていいよ」と言葉をかけると、半沢を抱き締めながら「直樹、今までよく頑張ったね、ありがとう。お疲れ様...」と語りかけ「...ていう気持ちでいれば、とりあえず少しは気が楽になるでしょ?」と話す。そして「仕事なんかなくなったって、生きてればなんとかなる!」と明るく言うと「生きていれば...なんとかね」と笑顔で強調する。

という内容でした。

最近、世の中では著名人の自殺が多く聞かれますが、本当に生きていれば何とかなると思います。訪問リハに携わり約半年になりますが、これからも様々な方に、「がんばれ」ではなく、「いつもお疲れ様。たまには息を抜いてもいいんだよ」と言えるセラピストになりたいと思います。そして、私自身のプライベートでも、家族に対してそう言える妻・母でありたいと思いました。

追伸:写真に写るわが子が、大人になっても無邪気さを保てるような『誰もが生きやすい世の中』になるといいな。


訪問リハビリ
作業療法士 關川 


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