パーキンソン病の研修会に参加してきました

 3月14日にパーキンソン病の研修会にスタッフ1名と参加してきました!
在宅での転倒予防がテーマだった為、参加されている方のほとんどが、在宅に関わる職種の方でした。

在宅でのリハビリは、院内のリハビリと違って回数、時間も少なく、ご本人様、ご家族様の意識掛けがとても大事になってきます。

環境調整など教科書には記載されていない内容で、とても勉強になりました!

今年はもっと知識を高めれるよう色々な勉強会へ参加していきたいと思っています!

                              作業療法士 寺尾

趣味活動

趣味は何ですか?と聞かれて、これです!ってものがなく趣味を見つけたいな~と思っているこの頃です。
そんな中手先が器用な利用者さんが施設で作った折り紙のコースターです。色合いも考えながら作ってくれました。
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元々洋裁をしていた方で手先がてとも器用で色々な作品を作られています。ダッフィーの洋服も作っていました。さすがです。(今度写真載せるかもしれません)
このように何か活動できるものを見つけて、日々の生活を充実しているのは素敵なことだな~と思いました。
私は何か見つけてもすぐに飽きてしまうことが多く、色々なことに手をつけては長続きしないのでとても尊敬します。
何か夢中になれる長続きする趣味を見つけていきたいです。

車輪の上

今月も読書鑑感想文です。(笑)

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これは五体不満足で有名な乙武 洋匡さんの小説です。

出生時に脳性麻痺になり、車椅子生活を送っている主人公が
上京し就職先を探していたのですが、あるきっかけで「車椅子ホスト」になったお話しです。

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「車椅子なのに」、「障害者なのに」という周りの目に立ち向かいながら
歌舞伎町でホストとして働くことになるのですが、
なにもかも初めての環境であり思うように働くことが出来ません。

それでも同僚の存在や出会ったスナックのママ、ある女性との出会いを通し
人のやさしさに触れながら成長していきます。

しかし、いつまでたってもお客さんがつくことはありません。

「車椅子」、「障害者」という周囲からの壁を感じている主人公ですが、
そのようなレッテルを貼っているのは周囲の人々ではなく、
自分自身なのだと気づかされます。

自身でも「車椅子のホストに積極されたくないよね・・・」などと
無意識のうちに「車椅子」や「障害」を理由にしてしまっていたのです。

「車椅子の自分」、「障害者の自分」ではなく「自分自身」が大切なのだと気づいた主人公は
ホストを辞め、新しい人生を歩んでいきます。

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誰もが周りの目を気にしてしまったり、自分自身にレッテルを貼ってしまい
思うように行動することが出来なくなっていると思います。

車椅子ホストという主人公の目線から、自分自身の大切さに気づかさせてくれる本でした。

この本を買ったきっかけは、現在乙武さんがチャレンジしている、
「義足プロジェクト」のクラウドファンディングでした。

そちらも壮大なチャレンジですので、気になった方はぜひ検索してみてください!

    理学療法士  原 早希