おおまがり鈴木内科医院が本日開業しました!
とてもご無沙汰してしまいました。本日は当院の開業41周年になりました。清田区、清田団地のみなさまにご愛顧いただき、本当にありがとうございます。
その記念の日に大曲柏葉、大曲神社前に分院をオープンいたしました。昨年より来ていただいた鎌田先生を中心に地域のお役に立てる仕事を行ってまいります。鎌田先生は長沼で地域医療の中核を担う業績をあげられた経験を生かし、必ず良い仕事をしてくれますから、どうぞ安心してご利用ください。
鎌田先生をご紹介します。鎌田晶義先生は北海道大学消化器内科(旧第三内科)に1991年に入局されました。私と全くの同期生で気心の知れた先生です。お互いに本州の私大出身で真面目な校風の北大生よりもウマが合い、よくススキノへ研修医や先輩方で遊びに行きましたが、常にもてたのは鎌田先生でした。柔らかな笑顔とお話上手、聞き上手なのは天性のものがあり、たった一年半の本院勤務でしたが、たくさんの患者さんを虜にしてしまいました。
北大研修の後、旭川厚生病院、北海道消化器科病院で消化器病を研鑽され、若い頃から皆に羨ましがられるほど胃カメラや大腸カメラ検査が上手で、一目おかれる先生でした。また、患者さん思いで、曲がった事が大嫌いな硬骨漢でもあります。同期のトップランナーだったのに、2004年より長沼で消化器科を中心としたクリニックを開設した変わり身の速さは驚きでした。今回、25年ぶりに一緒に働き、当時の疑問をぶつけました。「かまちゃん、なんで30歳台で開業しちゃったの?学会活動バリバリやって期待されてたっしょ」「いや、岳、おれね、早くから地域医療やりたかったんだ。ちょうど良い話が来て、のっかっちゃったのさ」と早くから同期が思いもよらぬビジョンがあったのだと知りました。
実は長沼で開業したての鎌田先生の患者を北楡病院で引き受けたこともありました。開業医なのに最先端のカテーテル挿入をしてきており、開業してもとんがっているな、と感心した思い出があります。
私が10年前にひっそりと継承した際に唯一鎌田先生だけがいち早く気づいてお祝いをくださいました。その時は大変に感激しました。実に20年ぶりの音信でしたから。そしてその数年後に医師会の会報で長沼を退職されたことを知りびっくりしました。身を粉にして地域に尽くされてきたのですから、とても心配しました。今回、お互いに強い絆を確認し、もういちど安心して患者さん本位の地域に密着した医療で存分に生涯活躍して欲しいとお願いし、おおまがり分院を立ち上げてもらいました。双方の医院は連携して、安定して継続できるかかりつけ医体制を構築してまいります。
鎌田先生は毎週月曜日の午後に本院外来を継続します。私と副院長は交代で月曜日の午後だけ大曲で外来をいたします。
ゆくゆくは医療と介護を介したまちづくりに貢献する仕事を充実させていこうと夢を描いて下ります。本院共々どうぞ、よろしくお願いいたします。