コロナワクチンの予約範囲を拡大しました。

当院のワクチン情報アップデートです。

新型コロナワクチン(コミナティ)の予約を拡大しました。対象は接種券をお持ちの全年齢層の方です。清田本院とおおまがり分院の2会場で行います。特に美しが丘、里塚地区、厚別区在住の方はおおまがり分院の方が近く、こちらへの直接予約をお勧めいたします。おおまがり分院電話 011-398-5331

本院は水曜日と土曜日の午後に接種を行なっています。

おおまがり分院は毎日行います。詳しい時間帯はご予約時にお尋ねください。

まだ打ててない方、気が変わって打ちたくなった方、学童の方、清田区と近隣にお住いの全ての方が対象です。

いよいよラストスパートに入って来ました。かかりつけ、非かかりつけにかかわらず予約をお受けします。当院が初めての方は保険証をお忘れなくお持ちください。

おおまがり鈴木内科医院が本日開業しました!

とてもご無沙汰してしまいました。本日は当院の開業41周年になりました。清田区、清田団地のみなさまにご愛顧いただき、本当にありがとうございます。

その記念の日に大曲柏葉、大曲神社前に分院をオープンいたしました。昨年より来ていただいた鎌田先生を中心に地域のお役に立てる仕事を行ってまいります。鎌田先生は長沼で地域医療の中核を担う業績をあげられた経験を生かし、必ず良い仕事をしてくれますから、どうぞ安心してご利用ください。

鎌田先生をご紹介します。鎌田晶義先生は北海道大学消化器内科(旧第三内科)に1991年に入局されました。私と全くの同期生で気心の知れた先生です。お互いに本州の私大出身で真面目な校風の北大生よりもウマが合い、よくススキノへ研修医や先輩方で遊びに行きましたが、常にもてたのは鎌田先生でした。柔らかな笑顔とお話上手、聞き上手なのは天性のものがあり、たった一年半の本院勤務でしたが、たくさんの患者さんを虜にしてしまいました。

北大研修の後、旭川厚生病院、北海道消化器科病院で消化器病を研鑽され、若い頃から皆に羨ましがられるほど胃カメラや大腸カメラ検査が上手で、一目おかれる先生でした。また、患者さん思いで、曲がった事が大嫌いな硬骨漢でもあります。同期のトップランナーだったのに、2004年より長沼で消化器科を中心としたクリニックを開設した変わり身の速さは驚きでした。今回、25年ぶりに一緒に働き、当時の疑問をぶつけました。「かまちゃん、なんで30歳台で開業しちゃったの?学会活動バリバリやって期待されてたっしょ」「いや、岳、おれね、早くから地域医療やりたかったんだ。ちょうど良い話が来て、のっかっちゃったのさ」と早くから同期が思いもよらぬビジョンがあったのだと知りました。

実は長沼で開業したての鎌田先生の患者を北楡病院で引き受けたこともありました。開業医なのに最先端のカテーテル挿入をしてきており、開業してもとんがっているな、と感心した思い出があります。

私が10年前にひっそりと継承した際に唯一鎌田先生だけがいち早く気づいてお祝いをくださいました。その時は大変に感激しました。実に20年ぶりの音信でしたから。そしてその数年後に医師会の会報で長沼を退職されたことを知りびっくりしました。身を粉にして地域に尽くされてきたのですから、とても心配しました。今回、お互いに強い絆を確認し、もういちど安心して患者さん本位の地域に密着した医療で存分に生涯活躍して欲しいとお願いし、おおまがり分院を立ち上げてもらいました。双方の医院は連携して、安定して継続できるかかりつけ医体制を構築してまいります。

鎌田先生は毎週月曜日の午後に本院外来を継続します。私と副院長は交代で月曜日の午後だけ大曲で外来をいたします。

ゆくゆくは医療と介護を介したまちづくりに貢献する仕事を充実させていこうと夢を描いて下ります。本院共々どうぞ、よろしくお願いいたします。bunin02.jpg

当院のコロナワクチン接種受託事業について(75歳以上対象)

当院の新型コロナワクチン接種計画について

当院では、まずは当院をかかりつけ医とされ、定期処方で通院されている患者さんを対象に5月24日よりファイザーのワクチン「コミナティ」の接種を開始いたします。

定期処方で通院されている方は、当院で計画した接種日をご連絡しますので、お待ちください。電話予約される必要はありません。ワクチンは全く日持ちしませんので、決められた予定日時に必ずいらしてください。

定期通院のない方は恐れ入りますが、*のついている広く受け入れ可能な医療機関にお尋ねください。

75歳以上のワクチンは十分に確保されていることを札幌市に確認済みです。慌てる必要はありません。これまで通り、感染予防を続けてお待ちください。

当院の75歳以上の定期処方対象者は6月中に一回目を終える見込みです。

以下は当院の現状に即したワクチン接種計画についての説明をいたします。なぜ、全数接種を請け負えないかについてご興味がありましたらお読みください。

私たちは外来診療、検査に加え、連日、コロナ患者さんを含む風邪症状、発熱者に対して対応をし続けています。PCR検査も行い続けて来ました。日常診療にコロナを持ち込ませず、発熱外来を続けていくということは現場に相当な負荷がかかっています。その中でワクチン接種業務を二次感染者を出すことなく、安全に行うということは至難の仕事です。
 というのは、ワクチン接種を望まれる方はバンバン精力的に打てば良いとおもわれるかもしれません。しかし、ワクチンをうちに来られる、一見健常な方々のなかにコロナ保菌者が紛れ込んでくることは十分にありうることです。つまり、接種会場でコロナの二次感染が起きる危険性があるのです。ワクチンを接種した後は数分の観察が必要です。次々と接種者を集めてしまうと、すぐに密な集団になりかねません。私たちは自分とみなさんを二次感染から守りながら接種業務を行う必要があります。したがって、当医院では接種に来られる人々の数を制限しつつ、副反応を観察しながら接種する様式で行います。
 また、この度のワクチンは溶解してから6時間以内に使用しなくてはなりません。加えてアレルギー反応については慎重に経過を見る必要があります。
 これらの煩雑な理由から日頃の投薬歴のない方にまで広く接種を行う余力が今の当院にはありません。日頃投薬している背景のわかっている患者さんを対象に精力的に接種を行っていくのは以上のような理由です。恐れ入りますが、定期投薬のない方は、広くワクチン接種を請け負われている*の医療機関へご依頼ください。
 当院は引き続き、コロナを含む発熱外来および急性期、慢性期通常診療をしっかり行うことが最優先事項です。ワクチン接種はその合間で安全に可能な範囲で行います。ご理解とご協力を何卒お願いいたします。
 
 なお、当院の接種対象範囲については診療余力に応じて変更いたします。随時HPでご案内をいたします。

本の感想をいただいています「安らぎのある終の住処づくりをめざして」

1月28日に「安らぎのある終の住処づくりをめざして」を刊行して、早くも1ヶ月ちょっとがたちました。

3月だけの催しですが、札幌紀伊国屋本店と東京神保町三省堂で写真の様に目立つ様に置いていただいています。きっと最初で最後の催し(笑)ですので、書店に行かれたついでに見てやってください。kinokuniyapop.JPG

お近くの書店、TUTAYA美しが丘店、コーチャンフォー美しが丘店(現在売り切れ)は元より、全国の有名書店、アマゾン、楽天ブックス、e-Hon、HonyaClub、Honto、紀伊国屋ウェブなどのネット書店などでお求めいただけます。

望外に買っていただいている様で、ネット書店では初回納入の在庫がほぼ切れてしまった様です。これで終わりになるのか、はたまた、再入荷していただけるのかはドキドキです。

少しとっつきづらいですが、電子書籍化されていますので、このネットを見られる方であれば、現在はそちらの方がお買い求めしやすい様です。300円ほど安いです。

ただ、自分は本の方が読みやすい様に思います。ネットで本を読むと老眼にはちと辛い。

長い前振り宣伝はこれくらいにして、今回はいただいた感想をいくつかご紹介したいと思います。患者さんやご遺族、ご購入いただいた読者様から本当に多くの感想をいただいています。

母を介護している娘さん: 「コーチャンフォーで購入し、感動して泣きながら読みました。さらに2冊をかって、知り合いに送ります。」

友人: 「すらすら読めました。初めの施設のコンセプトも、案外飽きずに面白く読めました。後半は胸が熱くなって大変だった」

友人: 「笑いあり、涙あり。続編をたのしみにしています。」

介護士の友達: 「今後の私の職業人生にかなりの影響力をもたらす内容でした。
勉強になりました。ありがとうございます!」

患者さん: 「すらすら読めました。どんどん惹きつけられて読みやすかったです。感動しました。」

アマゾン書評より: 「心温まる本です。必ず自分も通る道に、こんな心の暖まる素敵な場所。ちょっとでも他人の心に寄り添えるような、そんな著者の目線に心が打たれます。」

アマゾン書評より: 「サービス付き高齢者住宅の暮らしが実感できる。今まで医療者でありながら、サービス付き高齢住宅での生活についてはよくわかりませんでしたが、この本で紹介されている入居者の方々のエピソードからサ高住での生活が実感できました。老後はサ高住での生活を検討したくなりました。」

友人の医師より: 「感動した。『父のカルテ』の部分は特に共感したよ。親父を思い出して胸が熱くなった。」

先輩医師から: 「感慨深く拝読せていただきました。
金中心で動きがちな世知辛い今の世の中にあって、
先生が静かに抵抗しながら、かつ、確実に夢を実現している姿に敬服しました。
何より先生がpureな気持ちを失わずにいること、そして、
感謝の気持ちを持って頑張っていることが私にはとても嬉しく感じられました。」
                                      
ホイスコーレ札幌を主催する生越様のブログより抜粋

抜粋始め:「安らぎのある終の住処づくりをめざして」
今の生活の状況が変わったら「美しが丘」に行こうと決めました。
尊厳と老化の許しと緑がある。
自分の行く末を決めると不思議な安堵感があります。
皆様どうぞこの著書をお読みあれ。

私がお世話になるころは
岳先生は私よりずっとお若いので間に合うと思います。
しょもなくなった私が庭でみんなとバーべキュウができたら
こんな楽しいことはないと思います。
まだ全部を読み終えないうちに書きたくなりました。
私の陶芸の工房と同じ牛舎屋根で親しみが湧きました。:抜粋終わり
                                        

旭川で地域コミュニティ「みんなのカフェ銀座」を運営されている萩原信宏先生が、そこで書評を書いてくれました。一部抜粋してご紹介します。

抜粋始め:(拙著で紹介されている)認知症の人たちとの触れ合いもそうですが、心不全や悪性腫瘍の末期の人との心温まる対応に感動します。
倉本聰が、「60代は若者」といっていますが、先生はまだ50代であり、倉本流に言えば、「ガキ世代」。
私の「人生100年への挑戦」(2019)の中で、「高齢者問題を論じている研究者のほとんどが60才に達していず、彼らが『当事者(高齢者)』を心底理解できるものではない。当事者の話を聴く、また高齢者そのものが『当事者研究』を『若者(60才代)』や、『子どもたち世代(60才以下)』と協力して行うことが求められている、そんな時代を迎えていると思う」と記しました。
先生は当事者を理解できる人であることが、この本で示されています。そこにはとてつもないやさしさを見て取ることが出来ます。
統合失調症の研究で知られる中井久夫は、"どこかで患者の『深いところでのまともさ』を感じる気持ちが治療的である。信じられなければ『念じる』だけでよい。それは治療者の表情にあらわれ、良い影響を与える」という。やさしさは人をどう見ているかを示しています。この本を読んで、中井久夫を思い出しました。:抜粋終わり
                                         
萩原先生は義理の叔父なのですが、「深いところのまともさ」を感じる力、感性が介護者、医療従事者に大事であり、それが治療的な態度に現れるのだと改めて教えていただきました。悩める人々に対峙する際の真髄だと思いました。

本を出して見て、打てば響く反応が、また勉強になるのだと思いました。拙い文章力で恐縮ですが、めげずに出してよかったと思います。

本を通じて、多くの悩める方々の参考となり、介護職の励みにつながればいいな、と願います。

あけましておめでとうございます。本を出しました!

本当に久しぶりの更新です。

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年6月から半年も更新してませんでした。毎日新型コロナ対策にいっぱいいっぱいで、日々、神経質な展開が続き、ついついブログをサボってしまいました。

バタバタしている最中に本を出版しました!

「安らぎのある終の住処づくりをめざして」幻冬舎 からです。

紀伊国屋、丸善などの全国有名書店、アマゾンなどのネット販売、電子書籍などでご購入いただけます。

継承して10年の仕事、父からの引き継ぎ、サービス付き高齢者「美しが丘」に込めた思い、仕事の目標、そこで起こった人々の物語などを記しました。

老後の人生設計の一助になると思います。患者さん、友人からはなかなか読みやすいとご評価いただいています(笑)お世辞でもありがたい。
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