2020年3月 6日

最近、新型コロナウイルス検査をできますか？というお問い合わせが増えています。

当院ではできません。

また、現在は鼻腔、口腔からの検体採取を取りやめております。今後もコロナ流行がおさまるまで、行う予定はありません。

これらの検査にはインフルエンザ検査、溶連菌検査、マイコプラズマ検査も含まれます。検体採取はクシャミと咳を誘発します。

この飛沫暴露に対する感染防御が当院レベルでは困難だからです。職員や待合の患者さんに二次感染を起こさせるわけにはいきません。たとえ、コロナ検査で陽性だとしても、特効薬はありません。陰性だとしても保証はよくて70%程度です。完全な免罪符にはなりません。

PCR検査の目的は疫学調査が主体でした。広く行うことが有益だった時期は北海道の場合は過ぎたと思います。

このウイルスは健常でも感染していることがあり、人にうつしうるというタチの悪さがあります。今後は誰もが保菌者の可能性があるという前提で、予防行動に徹する、うつされない、うつさない、自分と他人を思いやる行動を努力する時期と考えています。

少しでも風邪症状のある方は自宅療養をする。風邪症状のない方でも、人と話すときはマスクをする、密室に行かない、滞在しないなどの行動抑制をお願いします。

逆に言えば、アウトドアスポーツを楽しみましょう。混み合うロッジやゴンドラを避ければOKだと思っています。お弁当持参で、お外に行ってストレス解消しませんか。もちろん、人の希薄なところでマスクは不要です。