副院長 鈴木 晃子

副院長 鈴木 晃子医学博士
スウェーデン医師資格
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定医

1994年に医師となりましたので、今年で19年目になります。実父が開業してたことから、町のお医者さん・一般内科医をイメージして医師となりました。北海道大学第三内科に入局(就職)させていただき、NTT東日本札幌病院、最北端の稚内市立病院に勤務。稚内で当時一期後輩にあたる同僚の「大学院の試験は受けないんですか?」の一言に、そうだ、教授も推奨の大学院に入学すれば確実に北大病院=札幌に帰ることができると、必死で勉強し入学させてもらいました。

しかし、本音のところは"医者は患者さんを診てこそお医者さん。試験管を振るなんてまっぴらごめん"と思っていただけに、どんよりとした研究室でがん細胞と戦うのは苦難の日々でした。この医学博士という役に立たなそうな肩書きが、その後のスウェーデン留学で大きな強みになるとは、その時は思いもしませんでした。

めでたく帰札となった大学院生活中に、今の私の恋人、息子がミレニアムベービーとして我が家に生まれこれも毎日の暮らしを楽しくしてくれました(ちなみに当院院長の夫とは18年前医学部卒業後間もなく結婚しました)。とはいうものの、乳飲み子がいてはポケットベルを持って、家にも帰らず病棟に泊まり込むような生活ができるわけはないので、大学院修了と共にNTT病院ドックセンターへ勤務。しかし月に一度は熱を出しては保育園を休む息子のせいで、この勤務すら続けられず、2002年に現在の鈴木内科医院の短時間勤務に雇い入れてもらいました。

あっという間に5年間がたち、2007(平成19)年から縁あって家族でスウェーデンに渡りました。カロリンスカ王立大学病院でも胃カメラ、大腸カメラを握ることになり、その装置が当院と同じことに驚き、また日本の内視鏡技術の高さを実感しました。夫(当院院長)に長くて2年の留学と言われ海を渡りましたが、"移民"と呼ばれてしまうほど長く4年半も滞在してしまい、予定以上に日本を留守にしました。そしてまたこうして鈴木内科医院に戻ってくることとなりました。

日本に戻ってから趣味と言えるほどのものはありませんが、今のささやかな楽しみは、若かりし頃買った文庫本を読み返すことで"青春の門""こころ""砂の城""氷点"など、やはりいいですね。地下鉄の中で別世界に入っています。今は、スウェーデンで出会った揚式太極拳を習えるところを探しています。スポーツはスキー、スケート、卓球、カーリングが好きです。幼少の頃に習ったピアノと、母から習った箏を少し弾けます。歌は下手です。

当院の明るいスタッフと共に、専門の消化器科を中心に内科全般にわたって相談しやすい外来診を心がけ、早期発見・早期治療を目指します。

1988 帯広柏葉高校卒業 東海大学医学部入学
1992 ロンドンカーディフ大学医学部留学
1994 北海道大学医学部第三内科(消化器、血液内科)入局
1995-1997 NTT東日本札幌病院消化器科医員
1997-99 市立稚内病院内科副医長
1999-2002 北海道大学大学院 博士号取得
2002-2003 NTT東日本札幌病院ドックセンター
2003-2007 鈴木内科医院
2007-2011 スウェーデンカロリンスカ王立大学病院消化器科、内視鏡専門医
2011 10月より現職